イスラエルの3つの祭りを見てきたが、今日はスコット(仮庵の祭り)という祭り。
秋の季節で、多くの果物が収穫されるころに行われる収穫を感謝する祭り。
刈り入れの祭りは、収穫の始まりを祝う祭りだが、仮庵の祭りは収穫の終わりを祝う。
その意味は?
1.神様がすべてを守り支えてくださること
荒野では大変な思いをしていたが、約束の地、乳と蜜の流れる地で収穫できたことを感謝。太陽を輝かせ雨を降らせて、食物を与えてくださる主の前で喜ぶ。神は命を生み出す創造の働きを今も続けておられる。自然の中にいるとわかりやすいが、複雑な現代社会でも同じ。仕事を与え経済を回してくださる主に感謝をささげる。
2.この祭りの時に仮庵を建てる。
1)カナンの地に定住して、豊かな収穫を得て、快適な建物に住むようになったけれども、荒野で神様に守られながら天幕に住んでいたことを忘れない。豊かになっても神を忘れないため。
2)さらには、本当の故郷、本当の家は天の御国であって、この肉体は仮の住まいであることを思い出すため。第二コリント5:1
3.スコットの霊的な意味
霊的な意味は、魂の収穫の完成と天の御国。
使徒の働き2章の五旬節の日から、ずっと魂の収穫が続いていて、この収穫が終わる時が来る。すべての民族に福音が伝えられ、世の終わりが来て天の御国に入れられる。マタイ24:14
イスラエルの民は毎年の収穫を感謝して祭りを行っていたが、実は大事な魂が天の御国の蔵に収められていく、世界福音化の完成を表す祭りだった。
ニューエイジのキーワードは「今」。これは快楽主義的な「今」で過去を忘れ未来を気にせず、今自分がどう感じるかといったことが重要とされる。
私達も今を大事にするが、それは、過去・現在・未来がつながった今。
過去の罪や問題はキリストにあって解決された。神様の計画の中で過去にも意味があって土台となっていく。神の国が拡大し世界のすべての民族に福音が証しされるという約束が成就する未来がある。目標がある。世界福音化が成し遂げられてキリストが再臨する日を待ち望みながら、その日に向かって備え、準備し、挑戦する今日がある。
神様の計画の目標を見る時に、今日が価値あるものとなる。
結論
先週は宣教の始まりで、今日は宣教のゴール。
天国に目をむけよう。
私達の国籍は天にある。ピリピ3:20
地上のものは仮のもの。この世のものにとらわれないように。
御座の権威をもって勝利するように。
世界福音化が進んでいる。天の収穫祭に向かって確かに進む収穫を発見していこう。
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